SWEET の Product

4P : マーケティングミックスで、売り手側の視点に基づいた4つの要素の1つ

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          4つの要素はそれぞれ、Product、Price、Promotion、Place

 

4Pのうち、サイクリングイベントとしてのProduct(製品)を構成する要素は

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と幾つかありますが、

開催する地域ありきとなるサイクリングイベントのProductの場合、手を加えて作りこみ可能なものと、多少の選択や組み合わせはできるが、地域が元々もつ特性がそのまま製品の魅力になるものとに分かれます。

 

景色や勾配はイベントのために新たに手を加えることはほとんど出来ませんが、参加者にとってはイベントを走ってみたいと思わせる地域の魅力そのものです。

一方、手を加えて作りこむことが出来るエイドはイベントの満足度を高める効果が高い構成要素で、案内はイベントの品質を決定する要素になりますが、どちらも作り込んだ分はイベント開催コストに加算されるため、安全は確保するが、エイドの提供内容は限定してその分をPriceに反映させるイベントもあります。

 

道路は、イベントを走る気持ちよさのベースとなる魅力と品質の重要な構成要素ではありますが、まだマラソンのように車の通行を止めてイベントを開催出来る程の理解は得られておりません。※公道で行われているロードレースやヒルクライム、しまなみの高速道路の通行止めは特殊な例。

また地域や警察のご理解、ご協力を得て一部の信号間隔の操作を行い、信号待ちによる大渋滞を回避されているイベントもありますが、これも簡単なことではありません。しかし、信号操作をやめた年に1kmを越える信号待ちが発生、それに伴う事故も発生したため、次の年から信号操作を再開している大型イベントもあり、イベントの重要な設計項目です。(Ctiy Cyclingでは事前のシミュレーションが不可欠)

そして、事前に作り込めば確実に品質は向上するが、手を加えられる範囲にはおのずと限界がある路面という構成要素があります。早い人は原付なみの速度で走行するロードバイクにはサスペンションが付いていないため、路面の状態が走る気持ちよさに直結して、イベントの評価を左右する重要な品質構成要素となります。

 

「いしづち山麓SWEETライド」では提供するProductの品質を向上させようと、現在可能な範囲でその路面の改修に取り組まれているようです。

こちらでは舗装を改修中です。

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段差と路面を改修中です。

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安全を確保するためコース左側にある水路に蓋をして、道路幅員を広げています。

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こちらのコース左側水路には蓋をし終ったようです。

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道路幅員が一部分だけ狭くなっている区間の解消にも着手されたようです。(車で走るときにも気をつかう、10年以上狭いままだった区間に手が入り驚いています) 

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そして、市道だけでなく県道や国道の一部でも

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ブルーラインの敷設に伴う舗装の改修や道路の拡幅などが行われています。

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西条市愛媛県では地道ですが、サイクリングイベントという製品の品質をアップさせる取り組みを続けられているようです。(サイクリングイベントは距離が長いから大変だな・・・)