【出張報告】OMISHIMA 100 / サイクリングしまなみ2022

4年ぶりのしまなみは 快晴&向い風

お疲れ様です。

開催に当たってはいろいろとクリアすべき課題や調整が必要だったかと思いますが、コロナ禍において サイクリングしまなみ2022 の開催に感謝。

主催していただいた サイクリングしまなみ2022実行委員会 様、ボランティアスタッフの皆様、沿道で応援してくださった皆様ありがとうございました。

それでは以下の通り、

出張ライドの報告をさせていただきます。

 

1.出張日時

 2022年10月30日(日曜日)

 

2.出張先

 瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会  サイクリングしまなみ2022

   Ride across Inland Sea of Japan Cycling Shimanami 2022

 Cコース OMISHIMA 100 に参加 

 

3.目的

 サイクリング大会を楽しむため

 

4.イベント内容

1)2018年大会からの変更点

・総定員数は前回と同じ7000名ですが、尾道スタートのコースに前回のIMABARI 70に加えてINNOSHIMA 70が設定され、選択肢が8コースに増えました。そして尾道スタートのコースが高速道路に入るICが因島北ICではなく向島ICからとなり、初めて因島大橋の高速道路上を自転車が走ります。広島県と尾道市の英断により生活道路の意味合いが強い尾道大橋出入口~因島北IC間を通行止め(2時間10分間)されました。

・前日受付時には自転車検査証を兼ねたゼッケン引換券に加えて、健康チェックアプリ(ワクチン接種情報含む)の記録提示を求められます。また当日スタート前だった手荷物預かりは、前日受付時に変更されました。その受付時間は10時~20時が10時~17時に短くなりました。前日遠くから愛媛や尾道に移動される方、土曜日も仕事をされている方にとってはハードルが上がりました。

・OMISHIMAのコースは普段自転車に乗っていない人には厳しい坂が続く大三島西側区間がショートカットされ、距離が110km相当から100km相当と約10km短く、獲得標高も170m程度低くなりました。

・今治側のフィニッシュゲートがしまなみアースランドの上りゴールから、街中の広小路(今治市役所前)に変更(獲得標高 約60m減)となりました。同様に尾道側のフィニッシュ会場も新浜県営上屋から尾道市役所前に変更になりました。

2)基本情報 (机上計算値)

カテゴリー サイクリング

走行距離(M) 103.9 km(公式RIDE WITH GPS)

獲得標高(A) 701 m(橋・トンネル補正済 Garmin値)

コース強度(Sc=A/M) 7.1 m/km

スタート時間(Ts) 7.8 時

制限時間(Tg) 17.0 時

エイドステーション(AS) 1.5 h  (3か所×20分+1か所30分)

走行ロス(LOSS) 1.2 h スタート、信号他

走行可能時間(Tc=Tg-Ts-AS-LOSS) 6.5 h

完走限界速度(Avc=M/Tc) 16.0 km/h

ファンライド速度(Avf=M/(Tc×0.9)) 17.8 km/h

 ※余裕をもった走行に必要な走力

セグメンテーション(強度比較分類)

    72 : サイクリングしまなみ2022(Cコース OMISHIMA 100)

    大三島の上り区間が大幅にショートカットされ数値以上に難易度が下がりました

3)受付関連

・HP: イベント専用HPが開設され、大会概要、コース情報などが発信されている

過去の大会のHPのリンクも貼られている

・申込方法 : JTB スポーツステーション

・募集期間 : 2022年4月25日 ~ 2022年6月13日(期間内で定員に達すると抽選)

   Cコースのみ二次エントリーがあり6月20日 ~ 2022年7月8日(先着順)

・受付 : 前日(10:00~17:00)

・ゼッケン:前日渡し

    ジャージ腰 200×160

    ヘルメットシール  120×70

    自転車用ゼッケンプレート  160×130

・走行中以外はマスク着用

4)走行関連

・天候 : 晴れ / 20℃(スタート時)

                   max25℃(サイコン記録値)

・参加者数 : Cコース 1200人

 7コース合計  7000人募集

・スタート方式 : ゼッケンブロック区分 250名が4分間隔でスタート、なおブロック内は並んだ順

・走行管理 : ボランティア走行スタッフ

    交差点ではガードマン

・コース案内 : ボランティアスタッフ

・コース環境 :大三島までは高速道路、その後は一般道路

・道路状況 :今治市内に戻ってFINISHまでの区間も車がほとんど走っていない

・信号渋滞 :無し(大三島のAS付近の信号機は点滅化&通行管理)

・AS間距離 : 4箇所 104/(4+1)=20.8km

・AS特色 :各ASとも特産品

・ASチェック方法 :計測チップで番号チェック

・関門の有無 :各ASに関門が設定されている

・トイレ渋滞 :多々羅しまなみ公園AS 20人

 他のAS 5人

5)ゴール関係

・完走証  :ネットからダウンロード

 

5.PR活動(ベスト着用)

・体重増で袖が通らないため未着用

 

6.私走

・参加 : 4回目

・服装 : 長袖アンダー + 半袖ジャージ、ビブニッカ + レギンス

・スタート : Cコースとしては2ブロック目 ※信号、AS渋滞発生時の参考情報

・信号停止回数 : 2回(ゴール前)

 主要交差点やAS付近はかなり警察によりコントロール

・最長連続走行距離 :  30.7km(信号による停止が無かった高速道路区間)

・補給食、サプリメント :  Meitan CCC×3

・ボトル : CCD500ml×1本分+お茶×1本分

 

1)事前受領資料

事前資料は、サイクリングしまなみ2022参加のご案内、ゼッケン引換券/自転車検査証/誓約書、駐車証

2)前日受付

今治市役所で前日受付

ゼッケンとコースマップ、記念品が入った袋といまばりウェルカムクーポン(~11/30)、写真撮影したあと袋に30日の帰りに使う輪行袋を入れて預けました

ゼッケン、ヘルメットシール、自転車用ゼッケンプレート(使い捨て計測チップ[RFID]付)、32〇〇〇の番号の3がコース番号、2がブロック番号(250人)

参加記念品は伯方の塩、医療用マスク、ポンジュース、今治タオル、万田酵素、喜助の湯の入浴剤

3)スタートまで

高速道路上でトラブル? 7時過ぎに今治側のスタート時間が予定より15分遅れの8時スタートに変更されました。

4)多々羅しまなみ公園AS (31.0km)まで

スタートはブロック2の最後尾で高速にIN

極力足を使わないように上りはゆっくりと

140kmも走る尾道往復コースよりも先にOMISHIMA 100がトップバッターとしてスタートするため、ブロックの最後尾あたりでスタートすれば来島海峡大橋は前方がクリアになった状態で気持ちよく走れます

しかし大島の上り区間に入ると、4分後にスタートした3ブロックの方々に次々と抜かれて行く。高速道路区間は2列で走るが、これまでの大会だと右側で抜いていく方だったが、今回上りは左側で抜かれる専門。

しかし平坦と下りでは足を回すので、伯方・大島大橋も前方クリアで走行

大三島橋も前方クリアで気持ちいい

高速を降りたら

多々羅しまなみ公園に到着

スタートが15分ズレたためか尾道スタート組(緑色ゼッケン)とバッティング、エイドの列は4回折返す大渋滞(トイレの列と合わせて並んでいた時間は計20分くらい)

※ここまで 31kmを1:25 の 平均22km/hで走行。自転車は駐車場の奥の奥に3台くらい平置きできるスペースを見つけて、そこに置くだけに5分くらいかかっています。

パンとゼリーと饅頭他

バッチスタート待ちの列に並ぶと既にCコースの関門時間(スタート自体15分遅れなので足切りにはならない)

5)大三島支所AS (47.0km)まで

大三島南岸を走り

初めてコースに採用されたショートカット坂は激坂

大三島支所に到着

昼食は鯛飯とクリームパン

6)伯方島S・CパークAS (72.5km)まで

大三島二度目の激坂区間

正面はうさぎの島の大久野島

多々羅大橋

橋へのアプローチの自歩道をたんたんと上り

大三島橋の自歩道を走行して

伯方島S・Cパークに到着

羊羹とレモンジュレ

7)よしうみバラ公園AS (84.6km)まで

タイミングよくASをスタート

伯方・大島大橋

自歩道を下ったら左折して

最後の激坂は最大の激坂 田浦峠

田浦峠をクリアしたあとコーラの自販機を探すも

やっと見つけたのはよしうみバラ公園

しかしASのドリンクでもコーラが提供されるコーラかぶり

8)フィニッシュ広小路 (103.9km)まで

あいえす造船を過ぎたら

逆光の来島海峡大橋。スタートしてからAS以外では初めての記念写真撮影。

自歩道で来島海峡大橋へ上り

逆光のなか来島海峡大橋(三連吊り橋)を渡る

渡った先のサンライズ糸山では撮影大会

今回、今治市内は車が少ない道をつないだルートになっているのに

ゴール手前で自転車の渋滞、一車線を自転車専用化しているなら二列並走では?

平坦だがゴール感満載の広小路

フィニッシュ会場は二箇所あるためか、ここで初めてラックに自転車を掛けられた

フィニッシュフードは焼き豚玉子丼

 

7.所感

・4年ぶりの開催となったサイクリングしまなみ2022では、尾道スタートのコースが向島ICから高速道路の走行になるとのことで、Aコース IMABARI 70 に応募するもあえなく落選。追加募集となったCコース OMISHIMA100 での参加となりました。

・OMISHIMAのコースには2016年にも参加しましたが、今回は厳しい坂が繰り返す大三島西側区間が外され、合わせて大三島を代表する三ッ子島を望むヒャッホー坂からの景色もコースから除外されコースの魅力度が下がりました。しかし初めて参加する人にとってはハードルが下がり、今の自分もこれくらいの強度でちょうどいい感じでした。

・また上りゴールから平坦ゴールになるなど、全体的に難易度が下がったことで、供用中の高速道路を走れるというプレミアムなイベントに参加するハードルを下げたことは、今後の一層の参加者層拡大を考えてのことかと思われます。

・今回、各ASとフィニッシュ後の会場でも到着したタイミングで太鼓などの演奏が終了直前だったこと、各ASとも自転車はバイクラックがいっぱいで会場奥に平置きすることになったことから70人/100人あたりを走行していたのかと思います。このあたりで走行すると互いの足が合わずASのバッチスタート後もトレインが組まれることはなく、思い思いの速度で走り、思い思いの場所で写真を撮るサイクリングが楽しまれていました。

・尾道からスタートするIMABARI 70の大三島IC形式関門(クリア目安)が8:50(平均速度20km/hの設定)となっているのに、9:40過ぎの多々羅しまなみ公園の長い列の自分の前にも後ろにもIMABARI 70のゼッケンを付けた方々がたくさん並んでいました。大会HPに10月30日付で規制時間延長(29分)に伴うお詫びについてが掲載されており、設営車両の誤進入(上り線と下り線を間違えた?)が原因でスタート時間が遅れたようです。またその結果(?)、IMABARI 70は大三島ICではなく、生口島南ICで高速を降り、多々羅大橋は高速ではなく自歩道を走って大三島に入ることになったためAS到着が大幅に遅れた模様(距離+4km、獲得標高+40m)。それとASとなった駐車場には十分な広さはあるのに、フード受け渡しが一列(テントの両脇を通せば2列で渡せる)しかないことだったり、自転車を置く場所と人が休む場所が後方に集中(駐車場前方は空いている)してしまって余計に時間がかかったりというレイアウト問題が重なり大渋滞となったということでしょうか???

11月10日追記:IMABARI 70 参加者の動画によると尾道スタートは予定より約30分遅れの7時50分過ぎ。そのため大三島ICでIMABARI 70が先に降りきれるよう、今治よりも23分先にスタートするはずだった計画が15分くらいズレたことから、関門足切りにならないよう早く走ってもらうよりも、楽しんで走ってもらうことを優先して生口島南ICで高速を降りることになった模様。せっかくの機会に目を三角にして走るよりニコニコして走る方がイイですよね。

・以前から大三島の沿道では応援して頂くことが多かったが、今回は伯方島、大島でも多くの方々に応援して頂き、ずっと手を振っていたような気がします。単に自分が楽しむためにサイクリングをしているだけなのに、応援して頂けるとそれだけで嬉しくなります。

・高速道路上はオンボードカメラなど固定カメラ以外では写真撮影禁止&停車しての撮影も禁止のため、GoPro HERO7 Blackを2018年大会の前に購入。動画では無く、意図しない絵が取れたりするタイム ラプス フォト機能により自動的に写真を撮影。SDカードの容量は写真を撮りっぱなしにしても余裕があるため、前回は10秒間隔で撮影していましたが、これまで4年間使用した結果、現在は5秒間隔で撮影。5秒間隔だと撮影枚数は倍になりますが、この辺りで写真を撮っておきたいというところで速度を落とせばだいたい撮影できます。またバッテリーの消耗は1/2にはならず、-20%の1時間40~50分くらいは持ちます。バッテリー切れにさえ気をつけていれば、本当にここで写真を撮りたいという場所以外ではブログのための写真撮影をする必要がなくなり、それまで以上にサイクリングが楽しくなりました。

 

8.移動その他

今回スタート会場への移動では、伊予西条駅と今治駅間はJRを使用。

行きは伊予西条駅5時37分発の「えひめ・しまなみリンリントレイン」に自転車をそのまま載せるつもりで自転車を押して改札を通り車両に乗り込むと、輪行袋に入れるように指導を受ける。急遽西条駅で袋を借りて(500円)なんとかクリア。

※JR四国の「えひめ・しまなみリンリントレイン」のページに「えひめ・しまなみリンリントレイン」の一部中止のお知らせ(PDF)が掲載(添付)されていましたが、スマホだと文字が小さく中止案内自体を読み飛ばしていました。走り出した列車の中では持参されていた輪行袋に自転車を収めている方が他にも2名。

6時18分に今治駅に着いたら、自走して整列が始まった会場へ。この写真の地点(検温ゲートをくぐったあたり)から1.5kmくらい自転車を押して歩きます。

 

帰りは前日受付時に預けていた輪行袋に収めてJRで帰宅。うーん、有料でもいいので当日朝に手荷物の預けがあれば、輪行袋を持って100km走らずに済むのですが。

 

以上です。

 

次回の出張報告は、長袖のサイクルジャージが必要 ?