サイクリングロードの紅葉はまだ少し先
九州・山口サイクルツーリズム推進委員会 様 開催の「九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024」のうち、大分県道411号中津山国自転車道線 (通称 メイプル耶馬サイクリングロード )沿いのGPSスタンプ獲得可能スポット6箇所を走行。
メイプル耶馬サイクリングロードとは、1982年(昭和57年)に整備された耶馬溪鉄道廃線跡を利用した自転車道。県道臼木沖代線から山国町守実までの約36kmの「一般県道中津山国自転車道」のうち、本耶馬渓から山国までの山間部約22kmは自転車用道路として独立しているが、他の区間では国道212号と県道675号に歩道として併設されている。
それでは以下の通り、出張ライドの報告をさせていただきます。
1.出張日時
2024年11月7日
11月6日~11月8日 中津市内に宿泊
2.出張先
[A] 九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024
[B] 2024耶馬サイクリングロードデジタルスタンプラリー
Aは当初から予定していたスタンプラリーで、Bは前日に開催を知ったスタンプラリー
両スタンプラリーともメイプル耶馬サイクリングロード沿いのスタンプのみ走行
3.目的
サイクリングイベントを楽しむため
4.イベント内容
1)基本情報 (机上計算値)
カテゴリー スタンプラリー
走行距離(M) 40.0 km(Garmin値)
獲得標高(A) 160 m(Garmin値)
コース強度(Sc=A/M) 4.0 m/km
スタート時間(Ts) 10.0 時(参考値)
制限時間(Tg) 17.0 時(参考値)
スタンプスポット(SS) 1.0 h (6か所×10分)
休憩(REST) 0.5 h
走行ロス(LOSS) 0.5 h 信号他
走行可能時間(Tc=Tg-Ts-SS-REST-LOSS) 5.0 h
完走可能速度(Avc=M/Tc) 8.0 km/h
ファンライド速度(Avf=M/(Tc×0.9)) 8.9 km/h
※余裕をもった走行に必要な走力
セグメンテーション(強度比較分類)
96: 九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024/スタンプ6
スタート地点へのバス移動で走行距離を半分にできるが走行可能時間は短い
2)受付関連
[A] 九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024
・HP : イベントオリジナルのHPを開設して、参加方法、各県毎のスポット一覧(計279箇所)、賞品などを掲載
・申込方法 : 事前の申込は必要無し
・開催期間 : 2024年7月12日~2025年3月15日
・受付 : 事前にアプリなどをダウンロードしておく必要はなく、スタンプスポットについたらスタンプラリー特設サイトにアクセスしてGPSにてスタンプをゲット
[B] 2024耶馬サイクリングロードデジタルスタンプラリー
・主催 : メイプル耶馬サイクリングロード活性化会議イベント実行委員会
・HP : 中津市役所のHPに開催のお知らせが掲載され、期間、参加方法、賞品などについて掲載
・申込方法 : 事前の申込は必要無し
・開催期間 : 2024年10月5日~2024年12月1日
・受付 : 事前にアプリなどをダウンロードしておく必要はなく、スタンプスポットについたらQRコードを読み込みスタンプをゲット
3)走行関連
・天候 : 晴れ / 18℃(スタート時)
・コース案内 : 距離標(1kmごとに設置) 、看板
・コース環境 :基本下り基調(守実温泉→JR中津駅)
・道路状況 :山間部は山国川沿い、市街地は国道、県道沿いを走る
・信号渋滞 :無し
・SS間距離 : [A] 6箇所 40.9/(6+1)=5.8km
・SSチェック方法 :[A] スマートフォンのGPSで位置を判定
[B] QRコードの読み込み
4)ゴール関係
・完走証 :特に無し
5.PR活動(ベスト着用)
・体重増で袖が通らないため未着用
6.私走・所感
・参加 : Aのスタンプラリーは2回目(メイプル耶馬サイクリングロードは初めて)
Bのスタンプラリーは初めて
・服装 : ドライナミックメッシュレイヤー+半袖ジャージ+アームカバーシュラグ+サイクルニッカ+レギンス
・信号停止回数 : 18回
・補給食 : 無し
・ボトル : 500ml 1本分
・前日、夕食の店を探している途中に駅でパンフレットを眺めていると「2024耶馬サイクリングロードデジタルスタンプラリー」のポスターを発見。HPを確認するとスタンプポイントが33箇所とムチャクチャ多い。建物とかはQRコードを探しているとすぐに5〜10分たってしまうため駅跡のスタンプだけ集めることに。
・一般的なサイクリングイベントだと公道を走るため、車との並走になるし信号に止められるが、エイドステーションは通常15~20kmごとに設けられることが多い。一方、サイクリングロードは車に気を使わず、信号に止められることなく走り続けられることに魅力があるので、スタンプを獲得するために頻繁に足を止めることになるようなスタンプの数が多いスタンプラリーはあまり好みではない。自分にとってスタンプラリーはあくまでサイクリングをするキッカケであり、気持ちよく走ることが目的です。
・メイプル耶馬サイクリングロードの西側スタート地点がある山国町守実まで8時台のバスで移動。中日線(中津→日田)のバスは平日と土日祝で時間が異なるため要注意。なお大分交通の路線バスでは大型の荷物は子供料金扱いになるようです。
・サイクリングロードではサイクリングをしている7人(三組)と遭遇。一組はロードバイクで往復されていた様子、他の二組はレンタサイクルでサイクリングを楽しまれていた感じでした。
・青の洞窟は30年以上前にキャンプツーリングで泊まろうとした時、豪雨になったのでテントを張らないでバンガローを借りた時以来で、今回の出張を計画するまで、自分の中では耶馬渓=深耶馬渓のイメージで青の洞窟あたりも耶馬渓なんだと初めて理解しました。
・紅葉を前にサイクリングロードの数箇所で草刈りをされていました。切った草はかき集めてトラックに載せて運んでおりワンパーティー4〜6人で作業をされています。また護岸工事だけでなく路面整備などで迂回路に回った箇所も数箇所ありました。作りっぱなしではなく、サイクリングロードを観光資源として認識して常に手を入れられていると感じました。
7.添付資料
1) 事前準備
スタンプラリーの特設サイトにアクセスして今回のスタンプポイントの位置を確認、獲得するポイントから走るルートをGarminに入力。あわせてスマホ画面にサイトを登録
2) 守実温泉
当日、JR中津駅前のバス停から10番の中日線(中津→日田)のバスに乗って移動開始
1時間くらい乗車したら
終点の守実温泉で下車
3) 道の駅やまくにSS (3.7km)
この旧耶馬渓鉄道の守実温泉駅跡がサイクリングロードの出発点になります
なので自転車を組み立てたら
[B] 2024耶馬サイクリングロードデジタルスタンプラリーのQRコードを読み込んで
スタンプをゲット
少し走ったら
すぐに[A] やすらぎの郷やまくにSSに到着
[A] 九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024のサイトにアクセスして
GPSでスタンプをゲット
専用のサイクリングロード入口
車に気を使う必要はありませんが落ち葉などへの注意は必要そうです
なるほど、普通に民家の横も通っています
[B] 宇曽駅跡、QRコードを読んでスタンプをゲット
橋の下をくぐったら
キツメの細い道を上り
山国川を渡ったら
[A] 道の駅やまくにSSに到着してGPSでスタンプをゲット
4) 耶馬溪サイクリングターミナルSS (12.3km)
国道212号を渡ってサイクリングロードに戻ると
あー草刈りをされているようです
[B] 中摩駅跡に到着
トンネル
ん? 看板があります
一ツ戸の景(頼山陽八景)だそうです
切通し
[B] 江渕駅跡
走っているのは車道で自転車道は湿っている右側です
鉄橋で山国川左岸へと渡り
信号で国道を渡ります
自転車道ですが生活道路として普通に車も走っているようです
[B] 下郷駅跡に到着
トンネル群
[A] 耶馬溪サイクリングターミナルSSに到着
5) 平田宿場SS (17.4km)
短いがキツい上り
筆擲(ふでなげ)の景(頼山陽八景)を見ながら右岸に渡り
[B] 耶鉄柿坂駅跡
第二山国川橋
橋脚3基と桁は2012年の豪雨で流され再建
天井まで当時のままの城井トンネル
豪雨で壊れた護岸工事で一部通行止め
[A]平田宿場SS / [B]耶馬渓平田駅跡では両方のスタンプをゲット
6) 競秀峰SS (24.4km)
カフェ&シェアアトリエ「Re-public Atelier 旧平田郵便局」
馬溪橋(ばけいばし)
特徴的な形の山
岩洞山久福寺の観音堂
[B] 冠石野駅跡
川辺りの道
独立した自転車道は一旦ここで終了、ここからは国道212号に並走
[B] 羅漢寺駅跡
信号で国道を渡り
羅漢寺橋を渡り
こちらの信号は二段階右折して
[A] 道の駅 耶馬トピアSSに到着
こちらの道の駅の食堂はGooglemapだけでなくHPでも木曜日は休みになっていますが、新蕎麦の季節(今年は10/30〜) or 紅葉の時期だからなのか普通に営業していたので天ざる。ちょっと硬ゆでだがそこそこ美味しい
堤防道路を走り
山国川に降りてみる、ちなみにサイクリングロード自体は山国川左岸側にありますが
[A] 競秀峰SSは右岸にあるのでこちらでスタンプゲット
[A] 九州沖縄山口サイクル旅スタンプラリー2024としてはスタンプ6個を獲得して終了
7) JR中津駅 (41.6km)
青の洞門の車道は3分間隔の信号機で交互通行になっているため歩道を走るが
最後は狭すぎて降りて歩く
日本唯一の八連石造アーチ橋の耶馬渓橋は、2023年の豪雨により欄干が流失していまは通行止め
[B] 洞門駅跡
国道下を右車線側へとくぐり
国道212号に並走
今度は国道を左へとくぐり
登録有形文化財の厚ヶ瀬トンネル
かつて鉄道があったっぽい感じがします
[B] 野路駅跡
オーバーブリッジで国道212号をパス
県道675号の歩道(サイクリングロード)を走行
[B] 真坂駅跡
普通に店舗前の歩道ですがサイクリングロードらしくあきらかに幅員は広い
[B] 諫山駅跡
コンビニ
[B] 上ノ原駅跡
横断歩道で左側に渡り桜並木
[B] 大貞公園駅跡、県道は右の駐車場のさらに右
県道213号にぶつかりサイクリングロード扱いは終了
[B] JR中津駅で最後のスタンプゲット
[B] 2024耶馬サイクリングロードデジタルスタンプラリーとしては16個のスタンプを獲得。あれ?白地駅跡が漏れてる。
8) 移動
前日に西条から八幡浜の借家まで自動車輪行→八幡浜港まで自走→別府港までフェリー輪行→JR別府駅まで自走→中津までJR輪行→ホテルまで徒歩。そして当日はスタート地点の守実温泉までバス輪行。普段は極力乗り換えが少ないルートを選びますが、こんなパズルのようなつなぎ合わせを考えること自体にワクワクします。
以上です。
次回の出張報告は、またスタンプラリー?