【出張報告】 第10回 安芸灘とびしま海道 オレンジライド2024

2月開催の極寒ライド(スタート時の気温5℃)

※呉市蒲刈 2月上旬 日最高気温 9.4℃(年間36旬の最低気温) /気象庁HP 平年値(2009~2020)より

お疲れ様です。

第10回 安芸灘とびしま オレンジライド2024の開催に感謝。

主催していただいた 一般社団法人ITADAKI 様およびボランティアスタッフの方々、ガードマンの皆さん、並びに沿道にて応援いただいた皆様方ありがとうございました。

ちなみに10回目にして主催者が変わりました。これまでは呉市および呉商工会議所、呉教育委員会他から構成される実行委員会(主催構成団体)が主催されていました。 ITADAKI 様は前回(9回目)からその実行委員会に参加。今回、ITADAKI 様の単独開催になりました。

それでは以下の通り、

出張ライドの報告をさせていただきます。

 

1.出張日時

 2024年2月4日

 2月3日 呉市のホテル 宿泊

 

2.出張先

 第10回 安芸灘とびしま オレンジライド2024

   とびしま 90 に参加 

 

3.目的

 サイクリング大会を楽しむため

 

4.イベント内容

1)基本情報 (机上計算値) ※第9回と同じ数値

カテゴリー サイクリング

走行距離(M) 88.2 km

獲得標高(A) 530 m(補正済Garmin Connect値)

コース強度(Sc=A/M) 6.0 m/km

スタート時間(Ts) 9.0 時

制限時間(Tg) 16.0 時

エイドステーション(AS) 0.5 h  (3か所×10分)

走行ロス(LOSS) 0.5 h スタート、信号他

走行可能時間(Tc=Tg-Ts-SP-RE-LOSS) 6.0 h

完走可能速度(Avc=M/Tc) 14.7 km/h

ファンライド速度(Avf=M/(Tc×0.9)) 16.3 km/h

 ※余裕をもった走行に必要な走力

セグメンテーション(強度比較分類)

    66 : 第10回安芸灘とびしま オレンジライド2024(とびしま 90 ) 

    獲得標高が以前から約半減(実数に近い?)している

2)受付関連

・HP: イベント専用のHPが開設され、大会概要、コース紹介などとともにダウンロード用誓約書(PDF)が掲載され各参加者氏名&ゼッケン番号(PDF)が一般公開されている

・申込方法 : SPORTS ENTRY

・受付期間 : 2023年10月1日 ~ 2024年1月15日(当初の受付は1/8まで)

・駐車場 : 無料

・受付 : 当日(6:30~8:30)

・ゼッケン:ジャージ背面  247×181

3)走行関連

・天候 : 曇り / 5℃(スタート時)

・申し込み:  とびしま90 申込265人/募集700人

・スタート方式 : 整列順 15人 / 1分間隔

・走行管理 : 走行スタッフ

・コース案内 : 主要交差点はガードマン、他はボランティアスタッフによる案内

・コース環境 :全線海岸線。島を結ぶ橋はしまなみより低い位置にあるが、橋へのアプローチ部はしまなのような自歩道ではないためそこそこ勾配がキツイ。

・道路状況 :上浦刈島の一部を除いて車は余り走っていない

・信号渋滞 :無し(全線で信号は1箇所)

・AS間距離 : 3箇所  88.2/(3+1)=22.1km

・AS特色 :各ASとも特産品が用意されている

・ASチェック方法 :チェックはなくなりました

・関門の有無 :無し

・トイレ渋滞 :5名程度(参加人数が少ないこともあり第1ASのみ)

4)ゴール関係

・完走証  :210×296

 

5.PR活動(ベスト着用)

・体重増で袖が通らないため未着用

 

6.私走・所感

・参加 : 第1回目から毎回参加

・服装 : ドライナミックメッシュレイヤー(七分丈)+ 冬用長袖アンダー+厳冬期用長袖ジャージ+ビブニッカ+冬用スポーツタイツ

さらに冬用グローブ+アンダーグローブ、シューズカバー+トゥカバー

・信号停止回数 : 1回

・補給食、サプリメント : Meitan CCC×2

・ボトル : 500ml×1本分

・とびしま海道は好きなサイクリングコースです。しまなみ海道より坂は少しキツメで距離も今治⇔尾道より少し長いが、信号で止まるのはMAX1回だし、一部区間を除きほとんど車も走っておらず、ほぼ海沿いで、いろいろな表情の景色の中を走ることができるとびしま海道が好きです。

・前回(2022年)はまだコロナが五類に移行していなかったこともあり、とびしま90は募集700人に対して申し込み者数344人(49%)で明らかに少ないと感じていましたが、今回は38%と一気に10%以上少なくなりました。主催が公的な団体ではなくなり補助金が注入されなかったり?協賛も付かなかった? ためなのか参加費が高騰(開催を継続するためには必要な金額だとは思います)したことが要因かと思います。しかしそれ以上に最低気温が記録されるような厳冬期に開催されたことも一因かと思います。

・寒い時期は風速1km/hの風が吹くと体感温度が1℃下がるといわれています。自転車は長めの下りだと40km/hくらいは簡単に出ますし、ブレーキをかけまくっても20km/h以下にする方が難しいため、気温一桁台の時期は重装備で走ることになります。特に手と足の指先は防寒しすぎるくらいの防寒が必要となるため外で走っている人自体、極端に少なくなります。そんな時期に沖縄や高知など比較的気温高めの地域でない地方でサイクリングイベントを行うのはチャレンジにもほどがあるかと思います。

・とはいえ、ここまで沿道で応援していただけるイベントもなかなか無く、住民の方々に迎えていただけている感を感じながらサイクリングを楽しめる貴重なイベントだと思います。

・このイベントでは毎回スタートしてから最初のエイドステーションまでは車列が長く、更にその間の上り区間では二列三列の並走状態が発生して危ないため、今回は走行に関して異例の注意事項が発せられました。しかしその注意事項を遵守すると上りでは車間が狭まり前車の不用意なブレーキによる追突や落車が頻発するなどさらに危険な状態が発生することがあります。もっとスタートを工夫することで危険な状態を減らすことは可能です。また警察が信号機や車をコントロールして、危険な状態が起こらないように手を尽くしていただけているイベントもあります。次回、よりよい形になっていればさらに楽しいイベントになるかと思います。

 

7.添付資料

1)事前受領資料

約1週間前(1/27)に参加案内メールを受信

タイムスケジュール、受付方法、駐車場、注意事項他が記載されている

●注意事項等 ※参加者への【参加案内】送付メール&オレンジライドHPにも掲載

自転車の追い越しは原則禁止致します。ただし、前方の自転車の速度が著しく遅い場合は、前方の自転車に追い抜く旨を伝え、自ら後方の安全を確認して速やかに追い越しを完了してください。

これまで多数のサイクリングイベントに参加し、「主催者が定める追い越し禁止区間での追い越しは禁止」という規則を幾つかのイベントで見たことがありますが、「追い越しは原則禁止」というサイクリングイベントに初めて参加しました。これまで9回のオレンジライドでもそのような規則、注意事項は設けられていませんでした。なお今回もスタートは(申請)巡航速度順などではなく、整列した順でした。

なお事前にHPから誓約書をダウンロードして、サインとゼッケン番号(HP掲載)を記入して持参したので当日の受付は楽でした

2)スタートまで

今回は宿泊したホテルの朝食の関係でいつもより20分くらい遅く会場入り。受付にて背中に着けるゼッケンとヘルメットシール(緑=90kmコース)、地図をいただく。なお事前のゼッケン等の送付を止めてメール連絡にしただけでなく、ヘルメットシールを番号ではなくコース案内に必要な色だけのシールにするなど可能な限りコストを抑えられています。

厳冬期用の装備は着替えるのに時間を要するため、列に並んだのはスタート3分前。かつてはこの画角に入り切らないくらい参加者で溢れていたのに少ない。

スタートは15人づつとのメール案内があったが、スタッフがその場で数えて分けていた

3) 梶ケ浜AS (19.9km)まで

当初はきちんとスタート人数の管理をしていたが

走行スタッフの数が不足しているとのことで急遽15人→20人?くらいに増やされて前の組(10組?)と一緒に最後尾でスタート。人数を増やすならスタート間隔を長くするなど調整しないと・・・・

20人だと車列が長い

前の人を抜かないようにするため下りに入っても足を止め車間を開けていると、早々に次の組が追いついてきて抜かれる

いつもなら上り返しになるトンネルは遅い人との速度差が大きく、ここで20人くらい抜くことになるのだが

今回は足を回すのをやめて前の自転車を抜かないよう速度を落とす

15人×1分間隔ぐらいでは結局車列は長いままでばらけることはなく、自動車が自転車を抜くのに気を使う

ほぼ風も吹いていない平坦で20km/hを下回る車列だと後ろで足を止めることになる

脚力が無い車列が上りに入ると速度はさらに低下してせっかくの慣性力を生かすことができず負荷が強まる。さらに遅い人は走るのを諦め急に立ち止まる恐れもあるため、前車より少しだけ脚力がある人は追突の危険回避と自分の慣性力を維持しようと二列三列並走状態になるのは必然。

上り切って蒲刈大橋

唯一の信号機で車列が分断

ほぼ車が走らない県道288号に入ったので

速度をアップして

自分の速度で走る(+追い風)

トンネル手前のトイレを使用してから

梶ケ浜AS

暖かいお味噌汁とアナゴ巻き&チロルチョコ

ストーブが焚かれるサイクリングイベント

4) 豊小学校AS (48.1km)まで

梶ケ浜ASを出ると向かい風

雲が薄くなってきた

上りに入るとすぐに抜かれる

ここで左折して

上蒲刈島の北側に

向かい風も弱まったので速度を上げる

高いホイールは絶大、あまり頑張ることなく豊島大橋が見えてきた

5%以下の上りも淡々と上れる

とはいえ少しきつくなると途端に失速、抜かれていく

大浦トンネル

豊島大橋は横風が強め

十分に減速しながら下る

豊島は小さいので

すぐに次の橋

ここの上りが一番きついか

ネットがあるだけで横風が弱まる

下り切った右折がきつめなのでもブレーキで十分に減速

気温はまだ8℃だが太陽が出てきたので暖かい

豊小学校AS到着

細うどん、もみじ饅頭とチロルチョコ

5) 豊スポーツセンターAS (70.6km)まで

アンダーグローブを外して指の自由度を増してからリスタート

平羅橋

広島県の中の瀬戸大橋

県境に掛かる岡村大橋は撮影ポイント

海の向こうに見えるのは愛媛県

実質5%くらいの上りはサクサク

岡村島の北側は追い風

今日はパンクしている人が多数

サイコンの数値ほどきつくはない

平羅島を抜けて

御手洗地区をスルー

伝統的建造物の観光も楽しむなら3月末開催の春吉ライド(スタンプラリー)がおすすめ

大崎下島南側は追い風

あっという間に豊スポーツセンターAS

各ASでは水とスポーツドリンク、お茶がボトルで提供されていたが、この寒さなので第1,2ASはパス。こちらでも量の少ないお茶を半分いただき、残りは自転車のボトルに。

甘みと苦みがおいしい手作りマーマレード

6) 県民の浜 ゴール (88.2km)まで

追い風で流していたら

すぐに豊浜大橋

きつめの上りでも気温は10℃くらいなので大汗はかかない

最後の豊島南側も

あっという間

お高いホイールのおかげで消耗が少ないので最後の長めの上りも垂れずにサクサク

うん? 横風が弱まっている

Garminに入れていたルートの数値(勾配)は明らかにイレギュラー

最後は少し踏んで

ゴール

完走賞とタオルとレモネード

名物の海軍カレー

 

7) 移動

今回、西条市⇔呉市(とびしま)の移動は、行き帰りとも車でしまなみ海道&さざなみ海道を走行。宿泊は呉駅前のいつものホテル(+駐車料金)が高騰していることもあり、安浦のグリーンピアせとうちに。アルコール飲み放題&蒸し牡蠣食べ放題の夕食を堪能。朝食のスタート時間が遅かったため、会場入りも遅くなりちょっとバタバタ。

右横の二台の後ろには大きな水たまり。準備するのが大変だっただろうなぁ~

ちなみにスタートからゴールまで雨には降られませんでした。

 

以上です。

 

次回の出張報告は、今度こそ雨が降る ?