和歌山でサイクリングするなら太平洋岸自転車道のゴールと、
千葉山のヒルクライム
今回のスタンプラリーは、和歌山県 商工観光労働部 観光局 観光振興課 様と公益社団法人 和歌山県観光連盟 様が開設されている和歌山県サイクリング総合サイト「WAKYAMA800」で開催されている「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー 5th season」の中の「太平洋岸自転車道クライマックスルート 」に「和歌山のラルプ・デュエズという愛称で親しまれているつづら折りの千葉(せんば)山ヒルクライム」をプラスしたコースを走りました。
それでは以下の通り、出張ライドの報告をさせていただきます。
1.出張日時
2022年10月15日(土曜日)
14日 オレンジフェリー船中泊
15日 和歌山市のホテルに宿泊
2.出張先
WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー 5th season
太平洋岸自転車道クライマックスルート + 千葉山
3.目的
サイクリングを楽しむため
4.イベント内容
1)基本情報 (机上計算値)
カテゴリー サイクリング
走行距離(M) 82.0 km(Garmin)
獲得標高(A) 901 m(Garmin)
コース強度(Sc=A/M) 11.0 m/km
スタート時間(Ts) 9.0 時
制限時間(Tg) 16.5 時
チェックスポット(CS) 0.5 h (4か所×8分)
走行ロス(LOSS) 1.5 h スタート、信号他
走行可能時間(Tc=Tg-Ts-AS-LOSS) 5.5 h
完走限界速度(Avc=M/Tc) 14.9 km/h
ファンライド速度(Avf=M/(Tc×0.9)) 16.6 km/h
※余裕をもった走行に必要な走力
セグメンテーション(強度比較分類)
71 : 太平洋岸自転車道クライマックスルート + 千葉山
千葉山を加えると数値以上にタフなコースになります
2)受付関連
・HP:以前、和歌山県には二つの和歌山県サイクリング総合サイトがありました。
一つは和歌山県 企画部 地域振興局 地域政策課 が開設されていた 「RIDE ON WAKAYAMA」で、2021年度で終了? されたのか更新されていません。
もう一つが毎年スタンプラリーを開催されている和歌山県 商工観光労働部 観光局 観光振興課と公益社団法人 和歌山県観光連盟が開設されている「WAKYAMA800」です。こちらは2022年度も継続されているサイトで、和歌山県公式観光サイトの特集 サイクリング王国わかやま のページにあるRIDE ON WAKAYAMAのボタンがWAKYAMA800にリンクされています。
和歌山県内に整備された約800kmのサイクリングルートがもともと WAKAYAMA800 という愛称で、以前はRIDE ON WAKAYAMAのサイトで17のルートが紹介されていましたが、今はそれらのページをWAKAYAMA800のサイトが引き継ぎ、10のルートをStrava、Ride with GPS、自転車NAVITIME、Googleマップで確認できるだけでなく、撮影スポットや駐車場、宿、さらにトイレの場所といった充実したサイクリング情報も掲載されています。ただし、この詳しく紹介されている10のルートマップにスタンプラリーのチェックスポットは提示されていません。
で、肝心のWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーのチェックスポットですが、事前登録してログインすると63のチェックスポットとそれを12 のグループに分けたルートが確認できます。同じサイトの別のページにスタンプラリーの12のルートと詳しく紹介されている10のルートがありますが別ものです。
・申込方法 : 以前はスマホに専用アプリをインストールしておく必要があったが、現在はサイトへの事前登録だけで済みます。
・開催期間 : 2022年4月28日~2023年3月21日
・駐車場 : パーク&サイクルが可能な無料の駐車場が紹介されています
3)走行関連
・天候 : 晴れ / 23℃(スタート時)
・参加者数 : サイクリストは多数見かけましたが、チェックインしている人は見かけませんでした
・スタート方式 :自分のタイミング
・走行管理 : 無し
・ルート案内 : 所々にブルーライン、ピクト、看板あり
・ルート環境 : 海岸線&山
・道路状況 :千葉山から海南市側への一部のダウンヒル以外はそれなりの路面状態、ただし和歌山市の市街地は車が多い
・信号渋滞 :無し
・CSチェックイン方法 :チェックスポットの看板にあるQRコードをスマホで読んでスタンプGET(GPSはon)
・関門の有無 :暗くなるとQRコードの読み込みが難しくなる
・トイレ渋滞 :無し
4)ゴール関係
・以前はスタンプ10個からとハードル高めでしたが、各コースごとに完走賞が設定されました
・チェックインするとスタンプとは別にペダルという変わった設定の得点が積み上がり、年度毎のペダル獲得総数で順位がつくようになったようです。
5.PR活動(ベスト着用)
・体重増で袖が通らないため未着用
6.私走
・参加 : 2回目
・服装 : 半袖アンダー+半袖ジャージ+ビブニッカ+レギンス
・信号停止回数 : 約30回
・補給食、サプリメント : Meitan CCC×3
・ボトル : 500ml×5本分
1)事前準備
4年前の登録も有効だったようですが、スマホが新しくなったため新たに登録し直した
2) JR箕島駅 スタート
予定より一便早い列車に乗れたので、箕島駅前で自転車を組み立てて9時過ぎにはスタート
3) 千葉山 (15.0km)まで
アイドリングのつもりで千葉山の麓までは軽めのギアを回す
千葉山は上り口から激坂
行く手には幾重にも連なるガードレール
何度か確認しイメージしていた写真が撮れそうな標高210m付近で足を止めて撮影
風車も近づきそろそろ終わりかと思ってからが長い
農園が出てくると間もなく峠のはずだが最後の最後も激坂
千葉山のチェックスポットに到着
スタンプラリーのサイトにログインして、画面右下のチェックインマークを押して
QRコードを読み取ればスタンプ獲得
スタンプを獲得したので確認すると、2個以上獲得している参加者は877人
4) うるわし館 (35.5km)まで
一週間前の天気予報では23℃位だったのでボトルは一本刺し仕様に変更していますが、ここまでペットボトルを背負って上るのは予定通り、ダウンヒルに備えてベストも準備万端
Garminに登録しておいた、峠で左折するダウンヒルルートは ロードバイクで下るには危険と判断
スマホのGooglemapで東に迂回するルートを検索
都度つど確認しながら下ったり上ったり
激坂をかなり減速しながら下ったことも加わり30分以上のタイムロス
なんとか予定ルートの県道166号に接続
県道166 号が国道42号に合流する手前で右折してショートカットするとこれが千葉山よりも激坂
やっと太平洋岸自転車道(旧42号?)にイン
トンネルが撤去された国道42号の冷水幅区間は短いが走りやすい
海南市にイン
うるわし館に到着
クライマックスルートにチェックインマークが入りました
5) 和歌浦漁港おっとっと広場 (44.2km)まで
うるわし館を出ると次は左折
左折した先の短い区間は車道ではないことを事前にGooglemapで確認していましたが、ナショナルサイクルルートに登録した道なら路面をなんとかしてほしい
土曜の昼間のポルトヨーロッパは
車が少なくて走りやすい
堤防の上のサイクリングロード
和歌山の海は抜けがいい
おっとっと広場に到着
スタンプをゲットするも予定より30分以上遅れているので海鮮丼はパス
6) 太平洋岸自転車道ゴール地点 (65.6km)まで
海を見ながら上った和歌の浦を
太平洋岸自転車道のルートからは外れるが海の方に下ったら
逆光のアマルフィ
再度、太平洋岸自転車道に戻って
紀の川河口大橋につながるループを上る
和歌山市内の主要道路に入るとさすがに車が多い
加太港に到着
太平洋岸自転車道的にはここがゴール
7) 市民スポーツ広場 (76.4km)まで
スタンプラリーのルートとしてはあと2箇所あるので加太の町中をショートカット
紀の川沿いの自転車道の入口まで走るとかなり遠回りになるため、狭い歩道(先ほど2台のロードバイクとすれ違い)を走り
河川敷のテニスコート横を抜けて
市民スポーツ広場のチェックスポット
8) 和歌山城 (78.9km)まで
最後は北島橋の歩道を走り
高架橋は自転車通行禁止なので横道を下り
西日が眩しくて危険なので歩道を徐行して
和歌山城に到着
これでコースを一つクリア
その後、スタートが30分くらい早かったのでなんとか予定していた時刻をちょっと過ぎてJR和歌山駅東口近くの駐車場にゴール。結局千葉山ダウンヒルでの迷走30分を挽回することはできませんでした。
7.所感
・4年前にスタンプラリーに参加した後、千葉山の存在を知り千葉山をコースに入れたサイクリングの計画を10回くらいは立て、そのうち5回は実際に宿の手配なども行っていました。今回も一週間前の天気予報だと雨で、また延期かと諦めかけていましたが、だんだん雨が降らない予報に変わり、当日は暑いくらいの快晴で嬉しい誤算。
・今の自分だと千葉山は淡々と上るしか出来ませんでしたが、思っていた通りの絶景。以前は湯浅や箕島の川沿いの駐車場あたりに車を停めて走ろうと考えていたので比較的ダウンヒルルートも設定しやすかったんですが、有田みかん街道のチェックスポットが無くなってからは海南市へ下りる方向で検討。なかなかこれといったルートが見つからなかったが、今年3月に冷水の拡幅工事が終了したので太平洋岸自転車道に合流するルートを設定。Googlemapで事前に確認したつもりでしたが現場でルート変更、これは要反省。
・ブルーラインが引かれるなど4年前より案内が充実してサイクリングしやすい環境になりましたが、サイクルスタンプラリーで和歌山市の市街地を走らされるとむしろマイナスイメージを持ってしまいます。また年に一度、よくても二度くらいしか走りに来ることができない近畿圏外サイクリストと、何度でも同じルートを走ることが可能な県内サイクリストを同じスタンプラリーに受け付けていますが、誰をターゲットとしたスタンプラリーなのかよくわかりません。とはいえ、まだまだ魅力的なルートが紹介されているのでまた和歌山県に走りに行きたいと思います。
8.移動その他
今回はスタート地点の箕島駅までフェリー&JR輪行を実施。
しかし、愛媛県東予港から大阪南港までのオレンジフェリーでいきなりのトラブル。南港に到着するも目の前の白い車と右横の黒い車が通路を塞ぐ掟破りの無申告船内休憩(申告車は端のレーン等に誘導される)。一旦バックして2列右のレーンに廻り、船員の誘導で何度か切り替えしてトラックが出たあとのスペースに入りなんとか船を降りる。フェリー初心者が増えたのか? 30年以上利用するが初めてのトラブル。
※2023/11 フロントガラス内側に置いておく紙に電話番号を記入する仕様に変更
JR和歌山駅東口側に駐車して、300mくらい歩いて駅に到着
御坊行の列車では最後尾に乗車
以上です。
次回の出張報告は、2018年に和歌山スタンプラリーの直後に参加した大型イベントが4年ぶりに開催?